鳥取県のほぼ中央部、日本海に面する湯梨浜町。まちの真ん中には大きな東郷池がある。東郷池は川を通じて日本海につながる汽水湖で、おおらかな景色が広がる。風光明媚で、海の幸にも恵まれたこのまちは、人口1万6千人。決して大きくはないが、町民全員が顔見知りというほど共同体的でもない。
このまちで、十数年のあいだに個人経営の本屋やカフェ、映画館などができている。知やアート、飲食の場があることで、まちにどんな変化が生まれ、訪れる人々の生活や関係性に何をもたらしているのだろうか。
初回では、本屋「汽水空港」を取り上げた。セルフビルドの本屋としてオープンしてから10年あまり。店主のモリテツヤさんは2025年に町議会議員となって、本屋の店主と議員の両輪で活動している。
第2回となる今回は、カフェ「HAKUSEN」を紹介したい。姉妹店の「Librarie by HAKUSEN」(リブラリエ)もふくめて、成り立ちや地域とのかかわりについて、じっくりと話を伺った。



1)汽水湖のほとりで 目的地となる場所を
2)当たりまえのことを、当たりまえにやる
3)地元スタッフの余力を残す
4)自立と自走 店を開けつづけるために
5)HAKUSENにないものを リブラリエ


