アートとともにひと、もの、風土の新しいかたちをさぐる

アネモメトリ -風の手帖-

特集 地域や風土のすがたを見直す、芸術の最前線

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#130
2024.03

山と芸術 未来にわたす「ものがたり」

2 坂本大三郎さんの、経済のまわしかた 山形県西川町

山で古来から続いてきた文化を現代につなぐとは、どういうことか。山伏でアーティストの坂本大三郎さんの活動を取り上げる特集全3回のうち、第2回目となる。

坂本さんは山の文化や風習を知るべく、山に入り、山伏の修行を積みながら、日本だけでなくアジア各地でもリサーチを続けてきた。体験と座学を通して、山の奥深くにある扉を開けてきたようにも思える。それらをもとに文章を書き、芸術活動を行うなどして、自身の表現としてアウトプットしてきている。
山に根ざした生活にも、経済の問題はつきまとう。山のものを製品にして、お金に換えることはできないか。坂本さんの試行錯誤は未だ続いている。それは、先入観なく「自分でやってみる」ことの実験でもある。
決してストイックにはならない、坂本さんのゆるやかな山との向き合い方。そこに大きなヒントがある。実際に何を作り、どのように循環させているかを見ていきたい。

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坂本大三郎(さかもと・だいさぶろう)
千葉県生まれ。自然と人の関わりの中で生まれた芸術や芸能の発生、民間信仰、生活技術に関心を持ち東北を拠点に活動している。著書に『山伏と僕』(リトルモア・2012)、『山伏ノート』(技術評論社・2013)、『山の神々 』(株式会社 エイアンドエフ・2019)等。芸術家として、山形ビエンナーレ(2014、2016)、瀬戸内国際芸術祭(2016)、札幌モエレ沼公園ガラスのピラミッドギャラリー『ホーリーマウンテンズ展』(2016)、石巻リボーンアート・フェスティバル(2020、2022)、奥大和MINDTRAIL(2021)、ドクメンタ15(ドイツ、2022)等に参加。