アートとともにひと、もの、風土の新しいかたちをさぐる

アネモメトリ -風の手帖-

特集 地域や風土のすがたを見直す、芸術の最前線

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#81
2020.02

自分でつくる公共 グランドレベル=1階の試み

東京・森下1 「私設公民館」喫茶ランドリー

コミュニティの核にカフェをつくることは、まちおこしや地域づくりの定番となっている。例えば「コミュニティカフェ」と呼ばれる場の多くは、地域住民の居場所となることや、そこから何か新しい活動が起きることを期待してつくられる。しかし、そのような場はうまく機能しているのだろうか。実際に地域で活かされ、住民にとって生き生きと活動できる場になっているのだろうか。

今回の特集では3号にわたって喫茶ランドリーを取り上げる。喫茶ランドリーは、東京の下町にある「あまねく人に開かれた居場所」をモットーにしたカフェ。洗濯機、ミシン、アイロンが使える「まちの家事室」があり、イベントや展覧会もできる、いわば公民館的な場所となっている。この小さな店は、どのように地域とかかわり、地域にとってどんな存在となっているのだろうか。

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2018年1月にオープン。墨田区千歳という、決してメジャーではない下町にある小さなカフェでありながら、全国からひとが訪れる

墨田川の東側、墨田区千歳という住宅地のなか、築55年の3階建ての建物の1階をリノベーションして、2018年1月にグランドオープンした。小さなカフェでありながら、全国からひとが訪れる