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アネモメトリ -風の手帖-

風を知るひと 自分の仕事は自分でつくる。日本全国に見る情熱ある開拓者を探して。

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#167

山の中⇄海の先。「機会を開く」芸術実践
― 堤拓也

(2026.10.11公開)

堤拓也さんは、国内外の展覧会や芸術祭等のキュレーションを手がけながら、滋賀県の山中町にある共同スタジオ「山中suplex(ヤマナカスープレックス)」、そして京都芸術大学の附置機関である「 ICA京都」でプログラム・ディレクターを務めている。
キュレーター、教育者、共同スタジオのメンバーという複数の立場を行き来しながら活動する堤さんだが、通底する特色はアジア圏を中心とした海外のアーティストやアートコレクティブとの窓口となっていることだろう。2026年3月にマレーシア・ペナンで開催した、山中suplexによる「シェアミーティング」の第3弾には、アジア諸国から17団体のインディペンデントなアートの実践者たちが参加し、活動を語り合うこれまでにない場が生まれた。
今回は、堤さんの山中suplexでの活動を中心に振り返りながら、作品や展覧会を作ることだけではない、「機会を開く」という芸術実践のあり方を見てみよう。

シェアミーティング3「地震、雷、火事、親父、病原菌から生まれ出る美術」 2026年3月7日〜8日 ペナン

シェアミーティング3「地震、雷、火事、親父、病原菌から生まれ出る美術」
2026年3月7日〜8日
ペナン(マレーシア)
撮影:Thum Chia Chieh

堤拓也さん

堤拓也さん
撮影:Thum Chia Chieh

———堤さんは元々、グラフィックデザイナーとして多くの仕事を手掛けられていました。どうしてキュレーターに転向されていったのでしょうか。

デザイナーは、時には自分がいいと思えない作品や展覧会に対してグラフィックを作るわけですが、その状況を根本的に変えようと、コンテンツを作る側に回ろうとしたのがきっかけです。いいデザインをするために展覧会を企画していった結果、いつの間にか展覧会自体を作る方が面白くなってしまって今があります。
アーティストを目指していた時期もありましたが、僕には、例え展覧会がなくても作品を作り続けるような、無限に湧き出る水脈のような才能はなく、ただ、アーティストや作品をどんなパッケージで見せるとより効果的だろうか、ということは無限に考えつくことができたんです。

アダム・ミツキェヴィチ大学大学院の卒業式(この時点では修士論文を書き切ってはいない)

アダム・ミツキェヴィチ大学大学院の卒業式(この時点では修士論文を書き切ってはいない)

———2016年9月から、3年間ポーランドに留学をされていますが、堤さんの現在に通じる主題はここで形成されていったのですか。

元々、アートは西洋圏が育んできた制度やルールが強く、非西洋圏の我々は彼らが敷いたレールの上でしか活動ができていない、あるいは評価されないという自覚がありました。
東ヨーロッパに位置するポーランドは、アートの中心的な権威である西ヨーロッパからは外れながら、部分的にはヨーロッパでもある完全な辺境ではないという中途半端な位置にあります。その微妙な立ち位置が、極東に位置する非西洋圏でありながら、周辺各国を植民地化、占領してきた帝国主義的な歴史を持ち、経済的にも一概に非西洋圏の周縁化された国と言えない日本の微妙な立ち位置と比較しやすかった部分がありました。
西ヨーロッパというアートの「中心性」に対して、東ヨーロッパの人々がいかに自分たちの美術史を描くことができるのか考え、批判的に実践してきた手法を学ぶことで、非西洋圏同士が西洋圏を経由せず直接つながることの方が、我々のアートシーンにとっては意味があると思えたことが今の活動に通じています。

山中suplex 撮影:前谷開

山中suplex
撮影:前谷開

———堤さんはご自身の活動を「非制度的なアートの実践」と称されていますが、東ヨーロッパのアートシーンから見えてきたものがもとになっているんですね。帰国後、2018年より「山中suplex」に合流されます。

山中suplexは、2014年に7名によって設立された共同スタジオです。当時の彼らは大学を卒業したばかりの主に彫刻を扱うアーティストだったんですが、彫刻の制作には大きな音や匂い、粉塵などを伴うことから広い制作場所を求め、滋賀と京都の県境に位置する山中町にあった、元土木建築業者の土地に辿り着きました。

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山中suplex 撮影:前谷開

山中suplex
撮影:前谷開

HAPSなど京都の文化組織に海外からのキュレーター訪問があった場合、京都の各スタジオは回ってくれても、山中suplexがある滋賀まではなかなか来てくれないということがあったり、外部との関わりはあまりなかったそうです。その状況を改善し、スタジオの風通しを良くするために僕が呼ばれました。
山中suplex(以下、山中)のプログラム・ディレクターとしての役割は、個々人の制作スペースという本来の役割を超えて、いかにこのスタジオをオープンにするかを考えること、アートシーン全体にいかにシェアリングの思想が広がるのかを考えながら実装していくことでした。

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ドライブイン展覧会「類比の鏡/The Analogical Mirrors」(滋賀、2020年) 写真:前谷開

ドライブイン展覧会「類比の鏡/The Analogical Mirrors」
2020年11月6日~12月6日の金・土・日・祝日(全16日間)
山中suplex
写真:前谷開

はじめは国際レジデンスをしようとしていたんですが、助成金を取ってすぐにコロナ禍になってしまい、その代わりに、ドライブインフォーマットの展覧会「類比の鏡/The Analogical Mirrors」を企画しました。観客は車で来場し、映像音声などもカーステレオから流れるかたちで、順路に沿って運転をしながら作品を鑑賞します。コロナ禍での展覧会の最適な形式を探っていった結果、この方式に辿り着いたのですが、実装してみると大きく反響がありました。この展覧会を一つのきっかけに、ただ空間や機材をシェアする経済的合理性を目的としていたスタジオから、共に集まって表現をしていくアートコレクティブとして意識が芽生えていきました。

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———共同スタジオからアートコレクティブへと変化していく中で、とりわけ思い入れのある企画などはありますか。

2024年から2026年までに3回開催した、国内外のオルタナティブスペースやコレクティブの実践者を招き、お互いの現状を確認したり、ノウハウを勉強し合う試みである「シェアミーティング」は自分の中で大きいです。
初回のシェアミーティング「一人で行くか早く辿り着くか遠くを目指すかみんな全滅するか」では、僕が育休に入っていたこともあって、ディレクションは共同ディレクターである池田佳穂さんが手掛けました。お互いを知るプレゼンテーションの時間とともに、モルックを4時間ほどプレイしたり、バーベキューをしたり、ドラム缶風呂に入ったりと、普通のアートカンファレンスでは起こり得ないものになりました。
山中の周りにはホテルもなく、土日の終バスは夕方17:30までなので、テントをたくさん張ってゲストに泊まってもらいました。3月の山中では、半分以上は寒さで眠れないという相当クレイジーな状況になるわけですが、そうした苦楽を共にした経験で連帯感が生まれた部分はあったのかなと。

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シェアミーティング2「つぎつぎに(あつまっては)なりゆくいきほひ」 2025年3月22日〜23日(1泊2日) 山中suplex 撮影:山月智浩

シェアミーティング2「つぎつぎに(あつまっては)なりゆくいきほひ」
2025年3月22日〜23日(1泊2日)
山中suplex
撮影:山月智浩

2025年のシェアミーティング2「つぎつぎに(あつまっては)なりゆくいきほひ」では僕もディレクションに入り、初回よりディスカッションを中心とした構成となりました。とはいえ同じ空間でずっと喋ってても煮詰まってくるということで、山中の裏手にある開けたダムでディスカッションをしたりと、演出が入った環境でともに時間を過ごすような方向性を打ち出しました。そのシェアミ2では共同ディレクターとして鈴木一絵さんに入ってもらい、タイのバーンノーク・コラボラティブ・アーツ・アンド・カルチャーなど東南アジアからの2団体も含む8団体が参加。参加者同士に互いの拠点を行き来するような繋がりも生まれ、意義深い機会となりました。

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シェアミーティング3「地震、雷、火事、親父、病原菌から生まれ出る美術」 2026年3月7日〜8日 ペナン

シェアミーティング3「地震、雷、火事、親父、病原菌から生まれ出る美術」
2026年3月7日〜8日
ペナン(マレーシア)
撮影:Thum Chia Chieh

———3回目のシェアミーティングは所変わって、マレーシアのペナンで開催されました。アジア諸国から17団体参加ということで、スケールが跳ね上がりましたね。

日本に国外団体を招聘することで中心性のようなものが現れることを避けたく、全く別の地域で集まれないかという考えから始まりました。マレーシアは多民族国家であるというだけではなく、日本軍による南方侵攻の最初期の舞台となったという点でも、我々の世代が見つめ直すべき重要な場所です。滋賀にあるただのスタジオが、南・東南・東アジアから全17団体を一つの地域に集めたこれまでにない場を実装できたことは、非常に大きな自信と実績になりました。ただ、これまでは山中という特殊な環境下において、インフォーマルな時間を演出しやすかったのですが、マレーシアでの開催となるとそういうわけにもいかず、良くも悪くも、オフィシャルなカンファレンスという形式に収まってしまったことは、今後の課題だと感じました。

シェアミーティング3「地震、雷、火事、親父、病原菌から生まれ出る美術」会場配布ブックレット

———山中suplexのラーニング&レジデンスプログラム「みんなでラーンする!」シリーズもまた、国際化が達成されている事例ですね。

国外からアーティストが 1ヵ月間山中に滞在して、山中のアーティストや集まった人々とワークショップやトークを通じて交流するプログラムです。ラーニングに重きを置く池田佳穂さんのディレクションの色がよく出ていて、僕だったら思いついていないでしょうね。
アーティストが何かを見せる機会は、展覧会に埋没しがちです。ただ、アーティストには、もっと違う形式で自らの美学性を発揮できる余地は大いにあるのではないかと、作品鑑賞とは異なる「関わりしろ」にフォーカスしたプロジェクトと言えます。

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国際共同調査・シンポジウム「みんなで土をラーンする!」 2024年9月7日〜9月28日 山中suplex 撮影:山月智浩

国際共同調査・シンポジウム「みんなで土をラーンする!」
2024年9月7日〜9月28日
山中suplex
撮影:山月智浩

「みんなで土をラーンする!」のゲスト・アーティストであるドーリー・フサダさんが最後に、山中にSantai Farm(サンタイ・ファーム)という畑を作ってくれました。今山中のアーティストがその畑で野菜を栽培していて、何ができたかをドーリーさんに報告しているんですけれど、イベントが終わった後にも続く、そうした関係性を美しいなと思って見ています。

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「みんなで土をラーンする!」 向井詩織氏による「草木染めブロックプリント」のワークショップ

「みんなで土をラーンする!」
リサーチ・コラボレーターである向井詩織氏による、草木染めブロックプリントのワークショップ
2024年9月23日
山中suplex
撮影:山月智浩

山中のアーティストである、草木染めブロックプリントを扱う向井詩織さんによる子供を対象にしたワークショップも行いました。15人ぐらい来てくれたんですが、染めた布がたくさん干されていて、それを見ながら子供たちとその親が指を差して、あーだこーだと楽しそうにしていたんですね。設立当初、男性しかいなかったこの場所に、女性メンバーも増えて、子供も来るようになって、そういう広がり方を目の当たりにした瞬間が、非常に思い出深い光景として残っています。

先ほどから名前が挙がっている池田佳穂さんは、僕が育休に入るタイミングで行った代替プログラム・ディレクター募集のオープンコール(展覧会やプロジェクト、レジデンスなどへの参加を一般から広く募る公募の呼びかけ)をきっかけに参加してくれました。オープンコールは、一般的に芸術実践とは見なされづらいものですが、山中のリソース(や負荷も含めて)をどのようにシェアするかを考えるプロセス、かつまたアートのインフラストラクチャーに対する提案として、アート作品になり得るくらい重要な可能性を持つものだと思っています。ただ、普通に美術館でもやったらいいと思いつつ、女性の産休・育休以外では絶対に代わりを公募することはないでしょうね。

———オープンコールを、アート作品と同等の芸術実践だと捉えるのは面白いです。機会が開かれることで、山中の例でいうと池田さんを迎えたことで、連鎖的に景色の変化が生まれたわけですね。

本当にそうなんです。ただ、いわば「募集」なので、その本質的な価値が伝わりづらいのは分かっているのですが、僕はすごく可能性を感じていて。
僕が教員を務めている京都芸術大学の附置機関であるICA京都でも同様の取り組みをしたんです。ICA京都での僕の役割は、海外のキュレーターやアーティストに授業をしてもらったり、国際シンポジウムといったパブリックプログラムを企画したりと、学生に海外交流の機会を設けることなのですが、2026年の春に、オープンコール形式で「はじめての海外グループ・スタディ・ツアー2026[マレーシア編/パイロット版]」を企画しました。これは「国外に行ったことがない」学生だけを対象にしたツアーで、5名の学生と1週間マレーシアに滞在し、アートだけではなく文化や歴史を広くを学ぶというものです。知らない場所を歩いて、見て、聞いて、食べて、その土地に根ざした宗教や社会のあり方に触れることは、自国の文化芸術を考える上で必要な経験ですから、就任した初年度に彼らにその機会を開けたことは良かったです。特に国内の義務教育では省略されがちな、アジア・太平洋戦争期における日本の侵略や占領にまつわる加害の歴史にも多く触れたので、ショックを受けた学生もいたかもしれませんが。

「はじめての海外グループ・スタディ・ツアー2026[マレーシア編/パイロット版]」 ペラ州にあるパパン村にて戦後の日本企業の海外進出に伴う「公害輸出」の事例を学ぶ 撮影:石黒健一

「はじめての海外グループ・スタディ・ツアー2026[マレーシア編/パイロット版]」
ペラ州にあるパパン村にて戦後の日本企業の海外進出に伴う「公害輸出」の事例を学ぶ
撮影:石黒健一

———キュレーターというお仕事について伺います。立ち上げた企画を意味あるものにするために大切にされていることは何でしょうか。

既存のフォーマットを遵守するキュレーターも、フォーマットをちゃぶ台返しするキュレーターもいると思いますが、僕はその間というか、枠組み自体の目的や歴史の変遷を踏まえた上で有効なのかをつど判断しながら、変える必要がある部分は変えていきます。場合によっては、仕事を発注しにくいキュレーターかもしれません。
惰性ではやりたくはないので、一個一個意味あるもの、アートシーンだけではなくて、社会的に意義深いものにしたいと思っています。一方で展覧会の社会的な意義については、実は疑っているところでもある。これまでに社会的な啓蒙を扱った展覧会は無数にあったと思うんですが、とはいえ、社会自体はむしろ改善せず、どんどんと悪い方向に進行している。そもそも展覧会自体は、誰かの人生や思想を変えたりするものでもないのかもしれませんが、それくらいの思いで企画等をしています。

飯川雄大展「デコレータークラブ:未来のための定規と縄」 2023年7月14日〜9月10日 霧島アートの森 撮影:阪中隆文

飯川雄大展「デコレータークラブ:未来のための定規と縄」
2023年7月14日〜9月10日
霧島アートの森
撮影:阪中隆文

———前線で展覧会等を作っている立場として、社会にアートを実装する上で、アートの社会性をどこに見出しているのでしょうか。

僕は、アート作品やアーティストを妄信する立場ではありません。ただ、そこに社会性や社会的な価値を見出せるとしたら、作品そのものではなく、それが展覧会という形式になって、人々が来れる、観れる、話せるという状態になったときなのだと思います。アーティストという極端な人たちが社会にとって重要とされるのも、展覧会等があってのことだと思うので、僕は芸術の価値そのものを信じているというよりも、厳密にいえば、展覧会、公演、上映といった公共性を帯びた「形式」を信じているのかもしれません。とはいえ、期待しすぎているがゆえに幻滅も大きいのかも。

ニューデリー(インド)リサーチ中のワンシーン(山中suplexメンバー、サポーター、公募での参加者)

ニューデリー(インド)リサーチ中のワンシーン(山中suplexメンバー、サポーター、公募での参加者)

———お話を伺って、芸術実践という言葉の意味が広がったように思います。山の中から海の先へ、機会を開くことで生まれた関係性が連鎖し、皆さんにどんな変化が生まれていくのか、楽しみにしています。最後に、堤さんの今後の展望を教えてください。

山中suplexとしては、11月に台湾のビエンナーレに参加するので、今はそれに向けての準備中です。ただ、当初掲げていた国際化の方向性は「シェアミーティング3」をもって一区切りがつきました。今は、ちょうど次の方向性を模索しながら変わるタイミングなのだと思います。
個人としては、これまでの実践をいかに一般化して残していくのかが課題です。研究対象としてテキストにしていくのがいいのか、あるいはもっと違う方法があるのか、今考えているところですね。また、10月17日から実施される「ICA京都|国際シンポジウム2026」では、アート・インキュベーション/エデュケーションをテーマにした2日間を企画しています。さらに来年1月に開催される「Art fair Beppu Spring 2027」の共同ディレクターを務めているですが、「アジア諸国に距離的に近く、とはいえアートインフラが整っているわけではない」という九州の土地で何を目指していくのか、意義深い機会を作り出すことを目標にしています。
大学教員としては、海外へ行けるエデュケーションプログラムを充実させていくことに今一番興味があります。ゆくゆくは京都芸術大学生だけではなく、京都のアートシーンにいる若手の学生たち全体に開かれたプラットフォームになり、アートシーン自体を豊かにしたりユニークにできたら嬉しいですね。

取材・文 辻 諒平
2026.09.09 オンライン通話にてインタビュー

ニューデリーにある工事中のアクシャルダム寺院にて

ニューデリーにある工事中のアクシャルダム寺院にて

堤 拓也(つつみ・たくや)

関西拠点、キュレーター。 2011年京都芸術大学卒業後、2019年アダム・ミツキェヴィチ大学大学院カルチュラル・スタディーズ専攻修了。 主なディレクション/キュレーション実績に、シェアミーティング3「地震、雷、火事、親父、病原菌から生まれ出る美術」 (マレーシア、2026年)、山下拓也個展「闇が抱える光:熊、ムンク、チーズバーガー、他」(台北、2023年)、国際芸術際「あいち2022」(2022年)、ドライブイン展覧会「類比の鏡」(滋賀、2020年)など。2018年より共同スタジオ・山中suplexプログラムディレクター、2025年よりICA京都プログラム・ディレクター/京都芸術大学准教授。その他に、KYOTO EXPERIMENT「Echoes Now」キュレーター(2024〜)、学生選抜展「DOUBLE ANNUAL」ディレクター(2024〜)、Art Fair Beppu Spring 共同ディレクター(2026〜)、滋賀県文化審議会委員(2026〜)など。たくさんのことを請け負いつつ、それぞれが持つ資源や論理、関係性を組み替えながら、懸命に生きている。

https://www.takuyatsutsumi.com/


ライター|辻 諒平(つじ・りょうへい)

アネモメトリ編集員・ライター。美術展の広報物や図録の編集・デザインも行う。主な仕事に「公開制作66 高山陽介」(府中市美術館)、写真集『江成常夫コレクションVol.6 原爆 ヒロシマ・ナガサキ』(相模原市民ギャラリー)、「コスモ・カオス–混沌と秩序 現代ブラジル写真の新たな展開」(女子美アートミュージアム)など。