アートとともにひと、もの、風土の新しいかたちをさぐる

アネモメトリ -風の手帖-

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世界の展覧会*2

世界ではいま、どのようなアートに注目があつまっているのでしょうか。現地まで観に行けるわけではないけれど、知っているとなんだか嬉しい。どこか遠くの土地で開催される展覧会の情報をご紹介します。今回はカナダからです。

Mirrors with Memory: Daguerreotypes from Library and Archives Canada (カナダ国立美術館)
http://www.gallery.ca/en/see/exhibitions/current/details/mirrors-with-memory-daguerreotypes-from-library-and-archives-canada-9979
「記憶の鏡――カナダ国立図書館・文書館のダゲレオタイプ」。1839年にフランスで発表されたダゲレオタイプ(銀板写真)は、世界初の実用的な写真撮影法として広く普及しました。この展覧会では、カナダ国立図書館・文書館が所蔵する初期写真を展示し、ひとびとが写真というメディアをどのように受容したのかを探っています。ウェブサイトの「NGC Magazine Article」から、美術館スタッフによる記事を閲覧できます。2015年9月5日から2016年2月28日まで。一般$16(65歳以上$14)、学生$14、ユース(12歳から19歳)$7。

L’ŒIL ET L’ESPRIT : Point de vue de Geneviève Cadieux sur la Collection (モントリオール現代美術館)

L’Œil et l’Esprit


「眼と精神――ジュヌヴィエーブ・カデューから見たコレクション」。カデューは1955年にモントリオールで生まれた写真家です。モントリオール現代美術館の屋根にはかれの作品「天の川(La Voie Lactée)」が設置されており、カナダの現代美術を代表する人物とみなされていることが伺えます(作品名は直訳すると「乳の道」、英語のミルキーウェイと同様に天の川を指します)。この展覧会は、カデューを招いてコレクション展の企画をおこなったものです。ウェブサイトの「Téléchargez le document」から、カデューによる展覧会の解説と展示風景を閲覧することができます。2015年4月2日から11月15日まで。一般$14(60歳以上$12)、学生$10、ユース(13歳から17歳)$5。