9月19日は糸瓜忌。近代俳句・短歌の創始者である正岡子規(1867‐1902)の命日です。糸瓜忌の名は、辞世の句「糸瓜咲て痰のつまりし仏かな」「痰一斗糸瓜の水も間にあはず」「をとゝひのへちまの水も取らざりき」からとられました。子規は文学理念として「写生」を唱えました。それは、与謝蕪村(1716‐1783)や『万葉集』といった古典に規範を求めつつ、新文学のリアリズムを確立しようとするものです。
子規の故郷、松山市には、子規記念博物館が設立されています。資料の研究や展示だけでなく、俳句教室や俳句や短歌のコンテストの開催などもおこなっています。9月5日から23日までを子規週間とし、追悼の集いや俳句大会を催しているようです。
-松山市立子規記念博物館ウェブサイトhttp://sikihaku.lesp.co.jp/index.html
空を描く