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アネモメトリ -風の手帖-

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#49
2017.06

移住と仕事のいま

3 フレキシブルで柔軟な「チーム東吉野」 奈良・東吉野村 

清い水、澄んだ空気に満ちた東吉野村。「暮らしていると元気になる」という土地で、移り住んだクリエイターたちは、いろりをつくった家に集まり、火を囲んで、夜な夜な語り合う。
「いろり会」で生まれる関係は、ちょっと独特。しょっちゅう行き来する親しい友人でありながら、いい意味での節度がある。それぞれが個々を尊重し、必要に応じてフレキシブルに関係するなかで、東吉野内外で新たな仕事をつくりだしている。
自分ひとりだけにとらわれず、この土地にやってきたみんなで、それぞれの仕事と生活をよいものにして、クオリティをあげていく。それは「チーム東吉野」と名づけたくなるような、勢いある、気持ちのいいつながりだ。
今回は、若いクリエイターたちが自分のやりかたを見つけながら、それぞれのスキルや持ち味を生かしたチーム的な仕事にもつなげていくようすをレポート。動きのある回です。

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笑いの絶えない「いろり会」/ 地元の工房をを借りて、プロダクトをつくる。菅野大門さんのレーベル「エーヨン」の「tsumi-ishi」 / 東吉野村の方々は、移住者にとても協力的

笑いの絶えない「いろり会」/ 地元の工房をを借りて、プロダクトをつくる。菅野大門さんのレーベル「エーヨン」のオブジェ「tumi-isi」 / 東吉野村の方々は、移住者にとても協力的

1)小さな炎のある場所で 集い場としての「いろり会」
2)東吉野で心身をつくり、仕事をつくる 写真家・西岡潔さん
3)“主夫”をしながら、風土に見合ったデザインをじっくり探る デザイナー・菅野大門さん
4)フレキシブルで柔軟な「チーム東吉野」