アートとともにひと、もの、風土の新しいかたちをさぐる

アネモメトリ -風の手帖-

特集 地域や風土のすがたを見直す、芸術の最前線

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#153
2026.02

41年目の東川町 文化のまちづくりを俯瞰する

3 誰もが来られる、使いつづけられる場所「せんとぴゅあ」

前号では、北海道・東川町の中心部にある文化拠点「せんとぴゅあ」の概要を伝えた。写真、大雪山、家具デザインといった地域の文化資源を生かして発信しながら、子どもからお年寄りまで、さらにはさまざまな国籍の人びとが集い、交わる場。そこで、異なる文化が出会い、新たな文化が共創されていく。「せんとぴゅあ」は、そんな「複合交流」の仕掛けを内包した、東川町らしい公共施設である。
もっとも、この「複合交流」という考えは、「せんとぴゅあ」から突然生まれたものではない。東川町における公共施設のあり方を振り返ると、その原型は、「せんとぴゅあ」の前身でもある東川小学校の移転・新設に遡ることができる。
今号では、その経緯について探ってみた。
学校という場をどう地域に開き、新たな公共空間へとつなげていったのか。そして、その延長線上で、「せんとぴゅあ」はどのように構想され、設計されたのか。そのプロセスをたどることで、東川らしいまちづくりの一端が見えてくるのと同時に、地域にとって必要とされ続ける文化施設のヒントも浮かび上がってくるだろう。

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