前号では、織物のまち・西陣に残っていた空き町家が全国から注目を浴びるようになった経緯と、その町家で暮らしながらものづくりを行うことを選んだアーティストたちの姿を紹介した。1995年頃より、若いアーティストたちの間で「アトリエ兼住居」として認知され始めた西陣の町家は、2000年代に入ると、今度は「ショップ兼工房」としての機能も見出され、定着していく。アトリエ兼住居から、ショップ兼工房へ。その派生にはどのような背景があったのだろうか。
- 1)日本の風土に合った革靴をつくる / 靴職人・野島孝介さんの場合1
- 2)東京・浅草から京都・西陣へ / 靴職人・野島孝介さんの場合2
- 3)理にかなったものの美しさ / 靴職人・野島孝介さんの場合3
- 4)思わずゲストに出したくなる落雁を / グラフィックデザイナー・木本勝也さんの場合1
- 5)老舗ではないから、できること / グラフィックデザイナー・木本勝也さんの場合2
- 6)和の枠組みをデザインし直す / グラフィックデザイナー・木本勝也さんの場合3
- 7)ショップ兼工房兼モデルルーム / 唐紙職人・嘉戸浩さんの場合1
- 8)唐紙、そして町家との出合い / 唐紙職人・嘉戸浩さんの場合2
- 9)古いものと新しいもの / 唐紙職人・嘉戸浩さんの場合3
- 10)まちづくりも、ものづくり