5月3日は、民藝運動の父とされる柳宗悦の命日です。無名の職人がつくりあげ、民衆の生活のなかにとけこんだ工芸品に「美」を見出し、その価値を紹介するために「民藝」という言葉をつくりました。その理論づけが『工藝の道』(1928年)でなされたのち、かれに賛同するひとびとが増え、民藝運動は、日本民藝協会の発足(1934年)や日本民藝館の設立(1936年)へ発展してゆきます。柳宗悦の思想の軌跡は、日本民藝協会や日本民藝館のウェブサイトのほか、京都大学大学院文学研究科のつぎのページでもわかりやすくまとめられています。
-思想家紹介 柳宗悦 (京都大学大学院文学研究科 日本哲学史専修ウェブサイト内)
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/japanese_philosophy/jp-yanagi_guidance/
また、『工藝の道』ほか、柳宗悦の思想に触れることのできる作品が青空文庫でも公開されています。
-青空文庫、作家別作品リスト、No. 1520、柳宗悦
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1520.html
日本民藝協会、日本民藝館はともに現在も活動を続けています。日本民藝協会のウェブサイト、「全国の民藝館」のページでは、日本各地の民藝館、工芸館が紹介されています。ぜひお住まいの近くの民藝館、工芸館をチェックしてみてください。日本民藝館のウェブサイトでは、「所蔵品」のページで一部の作品が公開されています。日本だけでなく、朝鮮半島や台湾、中国、欧米の作品も見ることができます。
-日本民藝協会 http://www.nihon-mingeikyoukai.jp/
-日本民藝館 http://www.mingeikan.or.jp/
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