先月に続き、神奈川県真鶴町を取り上げる。
前回は真鶴に移住し、出版と宿泊をなりわいとする「真鶴出版」を紹介した。2015年からの5年間で、さまざまにまちと関わり、伝え続けてきた川口瞬さん、來住友美さん夫婦の取り組みだ。
宿泊をはじめ、真鶴出版と接点を持って真鶴に移住された方は、 2019年末の時点で16組40名にのぼる。このまちの移住者は年間およそ 100人というから、かなりのひとが真鶴出版を通してまちの住民になったといえる。
16組40名はさまざまだ。家族もあれば単身の場合もあるし、年代も20代から60代と幅広い。何が彼らを動かし、真鶴に誘ったのだろうか。そして、まちとどのように関わり、地域に変化をもたらしているのだろうか。
移住した側と受け入れる側、双方の話を聞いてみた。