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アネモメトリ -風の手帖-

風を知るひと 自分の仕事は自分でつくる。日本全国に見る情熱ある開拓者を探して。

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#126

地域と共に盛り上がる、祭りのためのクラフトビール
― 田中宏明

(2023.05.14公開)

滋賀県日野町を拠点とするクラフトビールメーカー・HINO BREWING(ヒノブルーイング)は、「飲めば飲むほど祭りが良くなる! 祭り好きによる、祭りのためのクラフトビール 」というコンセプトを掲げた個性的な醸造所だ。代表の田中宏明さんは京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)でランドスケープデザインを学び、ハウスメーカー、まちづくり事業の企業を経て滋賀にUターン後、家業である老舗酒屋・酢屋忠本店(すやちゅうほんてん)の事業を広げるかたちで製造に着手した。田中さんは醸造所の立ち上げにあたって「自分たちがつくるビールでいかに地域における問題解決が出来るか」という点を特に重視したという。地域に根ざし、地域と共に盛り上がり、成長できるビールをつくること、その実践について伺った。

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(左から)田中宏明さん、ショーン・フミエンツキさん、トム・ヴィンセントさん

(左から)田中宏明さん、ショーン・フミエンツキさん、トム・ヴィンセントさん

HINOBREWINGの定番醸造ビール「ドントヤレS-IPA」。コクのあるモルトの甘みとホップの苦味の対比が特徴。お祭で喉が乾いた時にも飲みやすいようにスッキリと軽く仕上げた。日野祭のお神輿を担ぐ掛け声「ヤレヤレ! ドントヤレ!」から拝命

HINO BREWINGの定番醸造ビール「ドントヤレS-IPA」。コクのあるモルトの甘みとホップの苦味の対比が特徴で、お祭で喉が乾いた時にも飲みやすいようにスッキリと軽く仕上げた。日野祭のお神輿を担ぐ掛け声「ヤレヤレ! ドントヤレ!」から拝命

———HINO BREWINGの成り立ちについてお聞きします。「祭りのためのクラフトビール」というコンセプトはどういった経緯で生まれたのでしょう。

Uターンをして実家の酒屋で働く中で、卸小売業として単純に他店と価格競争をするだけではなくて、自社で製造業をしたいな、と思ったのがHINO BREWINGの始まりです。僕と、ショーン、トムの3人で立ち上げました。2018年からなので、今で5年目ですね。
HINO BREWINGがメインで掲げている「祭り」は、僕たちの地元の滋賀県日野町で行われている「日野祭」なんですけど、HINO BREWINGのメンバー3人はもともと日野に住んでいて、祭りの氏子として長く関わっていました。
日野祭は朝から晩まで日本酒をずっと飲む祭りなんです。「日本酒ばっかりだとしんどいので、ビールも飲めるといいよな」という思いがあって(笑)。まずこれがカジュアルな理由で。
もう少し堅い話をすると、「社会に貢献出来る活動に、商売がくっついた方がいいな」と思ったんです。自分たちのつくるビールを継続的に受け入れてもらうには、会社やビールに目的はどうしても必要だと、設立メンバーで最初に話していました。その時に、僕の前職の社長に言われていた「商売がうまくいくのは、人の生活に付加価値をプラスするか、人の問題解決をするか、もしくは人が多いところで商売するか、そのどれかや」という言葉が残っていて、じゃあ僕たちの地域で切実に困っていること、問題は何だろうなと思った時に、祭りの人手不足、資金不足がまず思い浮かんだんですね。
会社の目的は「自分たちの住んでいる場所のお祭りがちょっとでも元気になって、楽になることに繋がれば」と考えたら途端に腹落ちしまして。実際に自分たちが当事者として関わっている祭りだと説得力もありますし、買う側の人も腹落ちしますよね。僕たちがこの場所でビール造りをやる意味としてちょうどいいんじゃない、という話になりました。

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日野祭は850年以上の歴史を持つ馬見岡綿向(うまみおかわたむき)神社の例祭。毎年5月2日(宵祭)、3日(本祭)にわたって行われ、華麗な曳山や神輿が市中を彩る。田中さん、ショーンさん、トムさんも氏子として長年日野祭を盛り上げている

日野祭は850年以上の歴史を持つ馬見岡綿向(うまみおかわたむき)神社の例祭。毎年5月2日(宵祭)、3日(本祭)にわたって行われ、華麗な曳山や神輿が市中を彩る。田中さん、ショーンさん、トムさんも氏子として毎年日野祭を盛り上げる

———「お祭りが元気になるために」という部分をもう少しお聞きしますね。日野祭に出店されていたり、支援をされているのでしょうか。

日野祭では、自分たちも実際に祭りに出ないといけないので、参道でうちが出店しているわけではないんです。町の酒屋さんやコンビニエンスストアさんでお取り扱いいただいているので、そこで手にとってもらう感じですね。祭りの当日に飲めるというのは表面的なコンセプトではあるんですけど、どちらかというと、うちのビールで祭りを知ってもらいたいという気持ちが強いです。
日野祭は1年に1回しか無くて、だいたい祭りの1ヵ月前から告知するようなルーティンで、地元民以外に認知させるものがこれまで無かったんですよ。日野祭は全く観光化されていなくて、地元民が地元のためにやっている祭りなんですが、人口自体が減ってきた今、地元民だけで運営するには規模が大きすぎるんです。今後祭りを今の規模で維持したいのであれば、町外の方に参加協力をしていただく必要がある。その布石になることをビールを使ってしたかったんですね。商品名に祭りに由来した名前を使って、日野町以外でも年間を通して売る、そして日野祭を知ってもらう。
決算時に利益が余るようであれば祭りに寄付しようかとも思っていて。祭りの名前を使ってビールをつくらせてもらっているので。そのほうが循環がお客様の目にも見えていいかなと。

定番醸造「ヤレヤレエール」。柑橘系の香りの後にしっかりと苦味が効いたアメリカンペールエール。お神輿を担いだ後にゴクゴク飲める、飲み疲れしないライトな味わいを目指してつくられた

定番醸造「ヤレヤレエール」。柑橘系の香りの後にしっかりと苦味が効いたアメリカンペールエール。お神輿を担いだ後にゴクゴク飲める、飲み疲れしないライトな味わいを目指してつくられた

———HINO BREWINGのビールは現在どれくらい種類があるんですか?

330mlの定番商品は4種類あって、それ以外に750mlのシャンパンボトルが2種類で、常時6種類。それ以外に限定醸造を月に1、2種類出しているので、常時7、8種類があるイメージです。限定醸造は、銘柄毎に1年に1回や、特定のタイミングだけでつくっているものなど色々ですね。

定番醸造「バカラガー」。花を思わせる特徴的な香りと、麦芽の旨味と甘味をしっかり感じながらも、やさしく爽やかな酸味がさっぱりとした印象。日野祭のもっとも定番のお囃子「馬鹿囃子」のイメージから命名

定番醸造「バカラガー」。花を思わせる特徴的な香りと、麦芽の旨味と甘味をしっかり感じながらも、やさしく爽やかな酸味がさっぱりとした印象。日野祭のもっとも定番のお囃子「馬鹿囃子」のイメージから命名

定番醸造「クダリスタウト」。珈琲焙煎を専門とする「中川ワニ珈琲」さんでスペシャルブレンドされた珈琲を加えることで香り豊かでライトボディでクリアな味わいに仕上が理に。飲み疲れた祭りの帰り、また最後の締めの一杯にアイスコーヒー感覚で飲める軽めの黒ビール。日野祭の曳山が各町内へ帰る時に奏でるお囃子「下り」から命名。

定番醸造「クダリスタウト」。珈琲焙煎を専門とする「中川ワニ珈琲」さんでスペシャルブレンドされた珈琲を加えることで香り豊かでライトボディでクリアな味わいに。締めの一杯にアイスコーヒー感覚で飲める軽めの黒ビール。日野祭の曳山が各町内へ帰る時に奏でるお囃子「下り」から命名

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限定醸造「HINO プレミアムエール」。日野町の綿向神社に咲くシャクナゲの花から採取した野生酵母を長浜バイオ大学との共同研究で実用化した酵母によって醸造した特別なビール。原料には綿向神社の新嘗祭にも奉納される日野産のお米を使用。熟成型ビール(瓶内二次発酵)なので、時間とともに味わいも変化していく

限定醸造「HINO プレミアムエール」。日野町の綿向神社に咲くシャクナゲの花から採取した野生酵母を長浜バイオ大学との共同研究によって実用化し、醸造した特別なビール。原料には綿向神社の新嘗祭にも奉納される日野産のお米を使用。熟成型ビール(瓶内二次発酵)なので、時間とともに味わいも変化していく

———限定物はお祭りに限らず、様々なイベントとコラボレーションされているんですね。

そうですね。ボン梅ツェン(ボンヴァイツェン)を例に挙げると、長浜で「長浜盆梅展(ぼんばいてん)」という日本最大級の梅の盆栽の展示会がありまして。会場で長浜観光協会の方とたまたま話す機会があって、何か新しいことをしたいというお話をいただき、コラボレーションが生まれました。会場のすぐお膝元には長濱浪漫ビールさんもあるので、是非みんなで一緒にやりましょうと3社でコラボしたんです。

長浜盆梅展に併せて限定醸造された「盆梅ツェン2022」。長濱浪漫麦酒×HINO BREWINGのコラボビール。副原料に梅を使用することなく、ホップ・モルトで「梅」を表現している。トップに桃やプラムを感じさせる香りを、グラッシーで爽やかな苦味が全体を引き締める

長浜盆梅展に併せて限定醸造された「盆梅ツェン2022」。長濱浪漫ビール×HINO  BREWINGのコラボビール。副原料に梅を使用することなく、ホップ・モルトで「梅」を表現している。トップに桃やプラムを感じさせる香りを、グラッシーで爽やかな苦味が全体を引き締める

江州音頭(ごうしゅうおんど)という滋賀県の盆踊りがあるんですけど、江州音頭のPRを兼ねてドッコイサワーエールというビールも出しました。江州音頭は珍しい盆踊りで、唄いがその時の雰囲気や季節のノリで変わるので、まるで即興のラップのようなんです。江州音頭も高齢化で担い手不足で、振り付けも今の若い方は踊れなかったりする。しかもコロナ禍でここ数年は出来なかったので、滋賀県庁の観光局さんと江州音頭協会さんを応援しようという話が出てきまして、ドッコイサワーエールが出来ました。滋賀県内のローソンさんが販売協力をしてくれて、県内130店舗くらいに置いていただきました。ラベルのQRコードを読み込むと江州音頭の概要や映像が観られる仕組みになっていて、江州音頭を知ってもらうためのメディアとしてビールを使ったイメージです。

滋賀近江の盆踊り・江州音頭のためのビール「ドッコイサワーエール」。商品名は、合いの手「♪ヨイト ヨイヤマカ ドッコイサノセ♪」から引用。ひと踊りした後、ひと息つきながら喉の渇きを潤せるような、酸味の効いた軽く爽やかな味わいが特徴

滋賀近江の盆踊り・江州音頭のためのビール「ドッコイサワーエール」。合いの手「♪ヨイト ヨイヤマカ ドッコイサノセ♪」から命名。ひと踊りした後、ひと息つきながら喉の渇きを潤せるような、レモネードを思わせる軽く爽やかな味わいが特徴

———田中さんは京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)の環境デザイン学科でランドスケープデザインを学ばれましたが、学生時代の学びは今に繋がっていますか。

ランドスケープデザインは景観を計画設計するコースなんですけど、桂離宮、修学院離宮などの庭の剪定が出来た庭園実習という授業がありまして。実習の時に庭師の先生たちから聞いた、庭は都市と似たところがあるという話は今もまだ僕の中で印象に残っています。
庭には、高木(こうぼく)、中低木が生えていて、低層に低木や苔が生えているんですけれど、長い年月をかけて高木は倒木して死にますし、今中低木のものは20~30後には高木に変わる。庭っていつも整っていて、パッと写真で切り取ったようなイメージだったんですけど、実は時間が経つにつれ変容していて、その時間の流れを考えながら、どの木を生かしてどの木を切っていくのか、先を見てデザインをすることはまちをつくるうえでも、会社をつくるうえでも同じかなと。
会社経営は、もちろん中長期計画は立てないといけないんですけど、長期に至っては何があるか分からないじゃないですか。コロナ禍のようなイレギュラーはどうしても起こるので。長期計画がどこまで必要なのかは今だに疑問に思っていますけど、中短期でどういう風にやっていくかはすごく重要だと思っていて。ただ中短期をどうするかを決めるには、結局長期が重要だなという結論に戻ってくるんですけど(笑)。会社のために今年どんなことをするか、今月は何をして、今日をどうするかという割り出しは、庭仕事と変わらないですね。

———共同経営者のショーンさん、トムさんは広告畑出身とお聞きしました。おふたりとも日野市に移住されてきて、田中さんと出会い、醸造所を立ち上げるわけですが、日野市には何かクリエイティブな引力のようなものがあるのかな、と思ったのですが。

移住してくる人は多いですよね。僕は生まれ育ったまちだから日野を客観的に見れないんですけど、トムは特殊な気質のまちだ、とよく言いますね。日野は、僕は陸の孤島っていうんですけど(笑)、JRが通っていなくて、主幹線道路もないので、まちのハードウェアの部分が多く残っているんです。交通の便が悪かったがために、ソフトの部分も結構独特な形で残っているな、という印象で。祭なんていい例ですよね。独特な風習、気質がガラパゴス化しているところがあって。日野では、ここ最近、自分で商売を始める若い人がすごく多くなってきているんですけど、ものづくりの人たちにとっては仲間がいる感覚がある場所かもしれません。

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———企画から醸造まで、ビール造りで意識している柱はありますか?

祭りというテーマや、パッケージや名前も少し特殊なイメージがあって、うちのビールは印象として、どうしてもコンセプトが先行しがちだと思うんですね。だからこそ品質にはすごくこだわりたくて。ビールはまずは飲み物で、僕らは食品メーカーなんで、いくらコンセプトや企画が良くても中身が良くないと台無しじゃないですか。
多分よその醸造所よりも検査機器には設備投資していて、一番基礎の部分としてこだわっているところですね。

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麦汁の中にある糖分を酵母が食べて発酵することで、ビールは造られていく。「酵母がタンクの中で麦汁を食べやすい環境を整えるのが僕たちの仕事」と田中さん。カビやバクテリアがタンクの中で発生しないよう徹底した洗浄と、酵母が発酵しやすい温度帯の厳密な管理が肝だ

麦汁の中にある糖分を酵母が食べて発酵することで、ビールはつくられていく。「酵母がタンクの中で麦汁を食べやすい環境を整えるのが僕たちの仕事」と田中さん。カビやバクテリアがタンクの中で発生しないための徹底した洗浄と、酵母が発酵しやすい温度帯の厳密な管理が肝だ

品質が大事という真面目な話もしますけど、まぁ、楽しくないと良くないとは思うんですよ。
クラフトビールって、どんなホップが入ってて、どんなフードとのペアリングがいいとか、こだわりすぎてオタク気質になりがちで。それはそれで悪くないとは思うんですけど、もっとカジュアルに、ただ飲んでうまいとか、ただ飲んで楽しいというグルーヴ感は大事にしていきたいです。

クラフトビールの美味しさ、楽しさをより多くの人に届けるための場づくりも積極的に行う

クラフトビールの美味しさ、楽しさをより多くの人に届けるための場づくりも積極的に行う

———クラフトワイン、クラフトコーラ……クラフトと頭に付くものは近年のブームで、数も多いですよね。クラフトビールにしかできないことってなんでしょう。

クラフトビールの業界のいいところは、横の繋がりがフラットで、みんな仲がいいところですね。会社同士でビールのレシピは普通に交換したりしますし。「これどうやってつくってるん」って言ったらレシピを送ってくれたりとか(笑)。自分たちのところで設備を買って試してみて、良かったらシェアしたりとか。品質向上、市場を盛り上げることに対してみんながすごく協力的な業界ですよね。その雰囲気がお客さんにも伝わっていくといいなと思っていて。近年、日本のクラフトビールの品質はグッと上がってきているんですけど、それがひとつの理由なのかなと客観的に思っているんですけど。

———レシピを交換し合うのは意外ですね。クラフトビールを愛している人たちの気質なのでしょうか。

入ってびっくりしましたよね。日本酒の蔵も良く知っているんですけど、日本酒ではそういったことはまず無いと思います。クラフトビールの業界は、秘匿とかは全くなくて、0に近いんじゃないんですかね。
年に数回、ビアバーでイベントをするんですけれど、仲が良い醸造所3社くらいで合同でやることもあって、うちのお客さんは他所のビールを飲みますし、他所のお客さんもうちのビールを飲んでくれて。僕たちが仲いいのをお客さんも見てくれていて、すごく平和な雰囲気が出ているなと。和歌山のNOMCRAFT(ノムクラフト)さんと兵庫のopen air(オープンエア)さんとうちは仲がいいというのは、この市場のお客さんはよく知ってくれていますね。

様々な醸造所とブランドの垣根を超えたイベント開催を行う

様々な醸造所とブランドの垣根を超えたイベント開催を行う

———醸造所同士が協力し合って業界の土壌を耕す。とても健全ですよね。例えば5年後のHINO BREWINGはどうありたいですか。

ひとつは、日野町の地酒として認めてもらえるような会社になっているといいなと思いますね。今は売り上げの比率が県内と県外で逆転していて、8:2くらいで県外の方が多いんですよ。実は県内であまり飲めない環境なので、地域で展開するという元々目指していたところにより向かっていけたらなと。
今後は地酒みたいなイメージで、クラフトビールも各地域に定着していく流れだと思うので、地域に根ざしながら、特徴的な会社であり、しっかりと利益も確保できて、従業員がちゃんと暮らせるというちょうどいい規模感で収まってくれるといいなと思っています。

取材・文 辻 諒平
2023.03.28 オンライン通話にてインタビュー

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田中宏明(たなか・ひろあき)

滋賀県日野町出身。2006年、京都造形芸術大学環境デザイン学科卒業。
大手ハウスメーカー設計職~京都の和装工芸から町家の再生事業を手掛ける株式会社くろちくの社長企画室を経て30歳で地元日野町へUターン。
家業の酒屋業と並行する形で、2018年にHINOBREWING株式会社を設立。
現在は、HINOBREWING株式会社 代表取締役兼、株式会社酢屋忠本店取締役を兼任。


ライター|辻 諒平(つじ・りょうへい)

アネモメトリ編集員。美術展の広報物や図録の編集・デザインも行う。主な仕事に「公開制作66 高山陽介」(府中市美術館)、写真集『江成常夫コレクションVol.6 原爆 ヒロシマ・ナガサキ』(相模原市民ギャラリー)、「コスモ・カオス–混沌と秩序 現代ブラジル写真の新たな展開」(女子美アートミュージアム)など。