世界ではいま、どのようなアートに注目があつまっているのでしょうか。現地まで観に行けるわけではないけれど、知っているとなんだか嬉しい。どこか遠くの土地で開催される展覧会の情報をご紹介します。
Alexander Calder : Performing Sculpture (テート・モダン)
http://www.tate.org.uk/whats-on/tate-modern/exhibition/alexander-calder-performing-sculpture
「アレクサンダー・カルダー――動く彫刻」。アレクサンダー・カルダー(1898‐1976)は、アメリカのペンシルベニア州で芸術家の家系に生まれ、ニューヨークやパリで活動した芸術家です。針金や金属板を用いた動く抽象彫刻「モビール」を制作し、キネティック・アートのさきがけとなりました。展覧会サイトでは、作品の写真やモビールを用いた展覧会CM、作家紹介(Who is Alexander Calder?)、各展示室の解説(Room Guide)などが公開されています。2015年11月11日から2016年4月3日まで。
Lutz Bacher : More Than This (分離派会館)
http://www.secession.at/en/exhibition/lutz-bacher/#
「ルッツ・バチャール――これより多く」。1897年に設立された分離派会館(セセッション館)はもともとウィーン分離派の展示施設でしたが、現在は、現代アートを中心としたさまざまな展示をおこなう施設となっています。ルッツ・バチャールは、ニューヨークで活動し、写真、彫刻、映像、インスタレーションなど多岐にわたる制作をおこなっている芸術家ですが、この展覧会では、最新作のインスタレーション《More Than This》を発表しています。2016年2月12日から4月3日まで。(リンク先は英語のページですが、ドイツ語のページもあります)。