アートとともにひと、もの、風土の新しいかたちをさぐる

アネモメトリ -風の手帖-

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読書案内*ジョン・ラスキン(John Ruskin, 1819-1900)

1月20日は、イギリスの美術評論家ジョン・ラスキンの命日です。ターナーやラファエル前派と交流があり、画家のパトロンとしての役割を果たしながら評論活動をおこないました。両親の意向により宗教色のつよい教育を受けて育ったためか、神の創造物である自然をありのままに再現するような芸術に価値を見出しています。いっぽうで、父親から受け継いだ遺産を惜しみなく慈善事業に投資したり、文化財保護運動やナショナル・トラストの創設に関わったりと、社会的な活動にも熱心な人物でした。

ラスキンの著作は、邦訳が多く出版されています。代表作は『近代画家論』で、邦訳ではつぎの三冊からなります。
○『芸術の真実と教育 近代画家論・原理編Ⅰ』内藤史朗訳,法藏館,2003年
○『構想力の芸術思想 近代画家論・原理編Ⅱ』内藤史朗訳,法藏館,2003年
○『風景の思想とモラル 近代画家論・風景編』内藤史朗訳,法藏館,2002年
そのほか、比較的新しい訳書にはつぎのようなものがあります。
○『ゴシックの本質』川端康雄訳,みすず書房,2011年
○『この最後の者にも ごまとゆり』飯塚一郎・木村正身訳,中公クラシックス,2008年
○『芸術経済論』宇井丑之助・宇井邦夫訳,巌松堂出版,1998年

また、ラスキンが晩年に過ごした家は、現在、一般に公開されています。
Brantwood John Ruskin’s home
http://www.brantwood.org.uk/