世界ではいま、どのようなアートに注目があつまっているのでしょうか。現地まで観に行けるわけではないけれど、知っているとなんだか嬉しい。どこか遠くの土地で開催される展覧会の情報をご紹介します。今回はデザインに着目した展覧会です。
Ralph Pucci: The Art of the Mannequin (ミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザイン、ニューヨーク)
http://www.madmuseum.org/exhibition/ralph-pucci
「ラルフ・プッチ――マネキンのアート」。ラルフ・プッチは、ニューヨークを拠点に活動する世界的に有名なデザイナーです。美術館での初個展となる本展覧会では、アナスイやアンドレ・プットマンといった著名なデザイナーとのコラボレーションを通して作製されたマネキンに光があてられています。そのつるりとした肢体には、どこか独特な美しさが感じられます。2015年3月31日から10月25日まで。一般$16、シニア$14、学生$12、18歳以下無料。
The Fabric of India (ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、ロンドン)
http://www.vam.ac.uk/content/exhibitions/the-fabric-of-india/
「インドの織物」。およそ6000年もの歴史をもつインドの手織物。服や絨毯、生活用品などのさまざまな場面で、ひとびとの生活のなかにとけ込んできました。この展覧会には、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館が誇る200点以上のコレクションが出品されています。また、この博物館のウェブサイトはとても充実しています。展覧会ごとにいくつも記事がだされるので、ぜひじっくりご覧ください。2015年10月3日から2016年1月10日まで。一般£14、シニア£12、学生£9。