推理小説家・江戸川乱歩は、1894年10月21日、三重県の現在の名張市で生まれました。「赤い部屋」や「人間椅子」、『黒蜥蜴』などの幻想小説や推理小説だけでなく、『怪人二十面相』や『少年探偵団』といった子ども向けの作品や評論なども手がけました。欧米の作品の影響を受けながらも独特の世界を描き、日本の推理小説界で大きな存在であり続けています。
また、一般社団法人日本推理作家協会の前身である日本探偵作家クラブの立ち上げに尽力し、初代会長を務めてもいます(その沿革については、日本推理作家協会ウェブサイトに詳しいです)。推理小説作家たちの活動を支えた点でも、乱歩の功績は大きいでしょう。
-一般社団法人日本推理作家協会
http://www.mystery.or.jp/
乱歩は生涯、転居を繰り返したと言われていますが、1934年から亡くなるまでを過ごした家が旧江戸川乱歩邸として遺されています。立教大学に隣接していることから、現在は立教大学が買い取り、資料の保存や一般への公開をおこなっています。ウェブサイトからは、邸宅内や蔵書の写真を見ることができます。
-旧江戸川乱歩邸
http://www.rikkyo.ac.jp/aboutus/profile/facilities/edogawaranpo/index.html
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