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#303

マルシェが育むコミュニティ=新しい村?
― 東京都杉並区高円寺

初めてCHIYOさんに会ったのは、高円寺某所での集まりでした。
CHIYOさんは週末に開催するイベントのチラシを自己紹介とともに渡してくれて、「遊びに来てくださいね!」とちょっと緊張した面持ちで笑っていたのが印象に残りました。
そのチラシには「高円寺パパマママルシェ」の日程と出店者の情報が載っていました。

高円寺パパマママルシェvol.6 2025年11月30日に開催されました

「高円寺パパマママルシェ vol.6」
2025年11月30日に開催されました

CHIYOさんには、4歳になる可愛くてお茶目な娘さんがいます。転勤族だったCHIYOさんにとって初めて定住し、出産と子育てをするようになったのが高円寺でした。
コロナ禍も重なり、様々な制限下での出産と子育ては苦労も多かったそうですが、そんな時に子連れで入った高円寺のカフェで出会ったママや子供達のおかげで、世界が変わり視野が広がったそうです。今ではそのご縁でカフェ&スタジオのカメラマンをされています。お子様の記念日の撮影が多く、ヘアメイクや装飾、お花のアレンジなど、高円寺で出会ったママたちに協力してもらいながらお仕事をされています。

子供達がこの町で成長するのが楽しみと語るCHIYOさん(中央)と、娘さん(左)とお友達(右)

子供達がこの町で成長するのが楽しみと語るCHIYOさん(中央)と、娘さん(左)とお友達(右)

会場は高円寺駅高架下にあるイベントスペース「高円寺マシタ」。横断幕は子供達と一緒に作成しました

会場は高円寺駅高架下にあるイベントスペース・「高円寺マシタ」。横断幕は子供達と一緒に作成しました

CHIYOさんはご自身の経験を通し、もっと気軽に親子が安全に過ごせて、交流を楽しめる場があればと考え、マルシェを開催することを思いつきました。高円寺のお気に入りのお店を紹介したい気持ちも手伝って「高円寺パパマママルシェ」開催に至ります。
今ではほぼ月に1回、高円寺駅高架下を活用したイベントスペース・「高円寺マシタ」で開催、筆者も11/30開催のマルシェにボランティアスタッフで参加、クリスマスに合わせたフォトブースや、おもちゃ交換、塗り絵などのお手伝いをしました。

奥のテントで持ち寄ったおもちゃの交換会。子供達で賑わいました

奥のテントで持ち寄ったおもちゃの交換会。子供達で賑わいました

出店者も子連れで参加、お客様と会話をするマルシェは社交の場でもあります。
子供達はすぐに仲良くなり、それによって親も繋がります。そこから得られる生きた情報は、日常に直結し更に新しい繋がりを作っていきます。
マルシェによって顔見知りが増え、街中で声を掛けられることも増えたとCHIYOさんは言います。
マルシェを中心にゆるい繋がりが広がる。それはコミュニティ=新しい村を育てることかも知れません。ゆるく地縁で繋がることの大切さを実感しました。是非お子様と一緒に遊びに来たり、出店したりを楽しんでみてはいかがでしょう。

高円寺パパマママルシェ
https://www.instagram.com/koenji_papamama_marche?igsh=dmEwaWpwMnZhOXVh

高円寺マシタ
https://www.jrtk.jp/koenji-mashita/?utm_source=ig&utm_medium=social&utm_content=link_in_bio

高円寺マシタイベント情報
https://www.instagram.com/koenji_mashita_event?igsh=ZXFreTR2aDR0bTg0

(原 順子)