いま、東京にある生活と表現の場では、どのような実践があるのだろうか? その問いを探るために、前編では、暮らしのデザインミュージアムを標榜する「生活工房」(世田谷区)を訪ねた。そこには、日々のちょっとした違和感をきっかけに、ものごとに向き合うプロセスを大事にしながら、展示などの場をひらく仕組みがつくられていた。
後編では、「NPOアートフル・アクション」の日常について話をきいていきたいと思う。実は、両者は一緒にワークショップを企画するなどの交流があるという。
NPOアートフル・アクション(以下、アートフル・アクション) は、今年設立から10年目を迎えた。そこにはどのような生態系が生まれていて、どのように関係を育んでいるのだろうか。
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