日本児童文学の父、あるいは日本のアンデルセンとも呼ばれる小川未明は、1882(明治15)年4月7日に生まれました。「牛女」「金の輪」「赤い蝋燭と人魚」などの作品を通して児童文学を芸術的に高めたほか、童話雑誌『お話の木』の創刊や日本児童文学者協会の創立といった活動により日本児童文学の発展に努めました。現在、300あまりの作品を青空文庫で読むことができます。
-青空文庫、作家別作品リスト、No. 1475、小川未明
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1475.html
出身地である新潟県上越市には、小川未明文学館があります。未明に関する資料の収集、展示をはじめ、作品アニメーションの上映や小川未明文学賞の顕彰事業、未明研究の発表(紀要、ウェブサイトにてPDF公開)など、幅広い活動をおこなっています。
-小川未明文学館(新潟県上越市ウェブサイト内)
http://www.city.joetsu.niigata.jp/site/mimei-bungakukan/
戦後すぐに創立され、小川未明が初代会長を務めた日本児童文学者協会は、一般社団法人として今でも存続しています。作品公募や機関誌の発行、創作のための講座の運営、児童文学や子どもたちに関するさまざまなイベントの企画などをおこなっています。
-日本児童文学者協会
http://jibunkyo.main.jp/index.php/