アートとともにひと、もの、風土の新しいかたちをさぐる

アネモメトリ -風の手帖-

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世界の展覧会*7

これまで海外の企画展をご紹介してきました。今回はすこし趣向をかえて、海外の博物館で日本の作品や文化がどのように展示されているのかを見てみたいと思います。

In the Steps of the Master: Pupils of Hokusai (ボストン美術館)
http://www.mfa.org/exhibitions/in-the-steps-of-the-master
「巨匠の歩み――北斎の弟子たち」。葛飾北斎(1760-1849年)の同時代的な影響に光をあてた展覧会で、北渓や岳亭などの摺物を取りあげています。 Japanese Print Gallery にて、2015年8月29日から2016年4月3日。
ボストン美術館が日本美術の作品を多く所蔵していることは、良く知られています。その日本美術コレクションの形成には、エドワード・モースやアーネスト・フェノロサといった、日本の近代文化史を語るうえで欠かせない人物たちの貢献がありました。ボストン美術館は、ウェブサイト上でほとんどのコレクションを公開しています。日本の作品は以下のページから。
http://www.mfa.org/node/9464

The Toshiba Gallery of Japanese Art (ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館)
http://www.vam.ac.uk/content/galleries/level-1/room-45-japan/
こちらは常設展。日本の芸術、工芸品、デザインを紹介するため、1986年に開設されたギャラリーです。コレクション自体は、博物館が設立された1852年から集められています。面白いのはコレクションの幅広さです。印籠や着物、七宝焼きがあると思えば、戦後日本の美術品やイッセイ・ミヤケのドレス、さらにキティちゃんの炊飯器やロリータファッションまで。
また、以下のページでは、コレクションに関する記事などが公開されています。
http://www.vam.ac.uk/page/j/japan/