アートとともにひと、もの、風土の新しいかたちをさぐる

アネモメトリ -風の手帖-

最新記事 編集部から新しい情報をご紹介。

お知らせ 編集部からの交流会情報からその他

このページをシェア Twitter facebook

小泉八雲(1850‐1904)

ラフカディオ・ハーン、あるいは小泉八雲の代表作 Kwaidan (『怪談』)は1904年4月2日にアメリカで刊行されました。アイルランド人の父とギリシャ人の母をもつ彼は、1850年6月27日に、ギリシャのイオニア諸島レフカダ島で生まれました。そのときの名前は、パトリック・ラフカディオ、あるいはパトリキオス・レフカディオスです。父親の仕事や親戚の都合により、20歳になるまでに、アイルランドやフランス、イギリス、アメリカなどを転々としました。成人後、しばらくはいくつかの出版社に勤めたのち、40歳になる1890年、バンクーバーをでて横浜に到着。島根県尋常中学校と師範学校にはじまり、熊本の第五中学校、帝国大学の英文学科などで英語を教えました。そのかたわら、『知られぬ日本の面影』、『東の国から』、『化け蜘蛛』、『日本雑記』などを著しました。
-小泉八雲記念館
http://www.hearn-museum-matsue.jp/index.html
小泉八雲ゆかりの地である島根県松江市には、小泉八雲記念館があります。当館のウェブサイトでは、収蔵品の一部を閲覧できるほか、国内外の八雲に関連したウェブサイトへのリンクが公開されています(ホーム→リンク集)。生誕の地であるギリシャ、レフカダ市に設立されたラフカディオ・ハーン・ヒストリカル・センターや、アメリカのニューオーリンズ市にある八雲日本庭園のウェブサイトなど、網羅的に紹介されています。

-ラフカディオ・ハーン・データベース
http://www.lib.shimane-u.ac.jp/0/collection/yakumo/
富山大学、熊本大学、島根大学の協力で作成された、ラフカディオ・ハーン関連資料の書誌データベースです。これに関わった富山大学ヘルン文庫のページでは、八雲直筆の原稿や、「猫を描く少年」、「化け蜘蛛」などの作品の挿絵付き絵本「ちりめん本」がPDFで公開されています。