アートとともにひと、もの、風土の新しいかたちをさぐる

アネモメトリ -風の手帖-

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世界の展覧会*16

世界ではいま、どのようなアートに注目があつまっているのでしょうか。現地まで観に行けるわけではないけれど、知っているとなんだか嬉しい。どこか遠くの土地で開催される展覧会の情報をご紹介します。

Wifredo Lam (テート・モダン)
http://www.tate.org.uk/whats-on/tate-modern/exhibition/ey-exhibition-wifredo-lam
「ウィフレド・ラム」。20世紀キューバを代表する画家のひとり、ウィフレド・ラム(1902‐1982年)の回顧展です。ウィフレド・ラムは、1923年から18年間ヨーロッパに滞在し、キュビズムやシュルレアリズムの画家たちと交流をもちながら、独自のスタイルを築きました。かれの作品と生涯を振り返り、美術史上での位置づけを考えることが展覧会の目的です。ウェブサイトでは、一部の展示作品や作家の映像を見ることができます。9月14日から2017年1月8日まで。

Hergé (グラン・パレ)
http://www.grandpalais.fr/fr/evenement/herge
「エルジェ」。本名ジョルジュ・レミ(1907‐1983年)、エルジェの愛称で知られる『タンタンの冒険』の作者の個展です。「ヨーロッパのバンド・デシネの父」とも呼ばれ、世界中の漫画や芸術に大きな影響を与えました。作品はさまざまな言語への翻訳を経て、世界中で25億冊も発行されたそうです。この展覧会は、グラン・パレとベルギーのエルジェ美術館(http://www.museeherge.com/)との共催です。9月28日から2017年1月15日まで。