世界ではいま、どのようなアートに注目があつまっているのでしょうか。現地まで観に行けるわけではないけれど、知っているとなんだか嬉しい。どこか遠くの土地で開催される展覧会の情報をご紹介します。
Charles Gleyre (1806-1874). Le romantique repenti (オルセー美術館)
http://www.musee-orsay.fr/fr/evenements/expositions/au-musee-dorsay/presentation-generale/article/charles-gleyre-42677.html?tx_ttnews%5BbackPid%5D=254&cHash=30f5dbe196
「シャルル・グレール(1806‐1874年) 再評価されるロマン派作家」。シャルル・グレールはスイス生まれの画家です。パリやローマで絵画を学んだのち、シチリアやギリシャ、エジプト、スーダン、近東などを旅しました。かれはパリで画業を続け、フランスの画壇へ少なからぬ影響を与えましたが、これまでその功績はあまり注目されてきませんでした。実際、この展覧会がフランスではじめてのシャルル・グレールの個展となっています。今後の再評価や研究に期待が高まります。2016年5月10日から9月11日まで。
Georgia O’Keeffe (テート・モダン)
http://www.tate.org.uk/whats-on/tate-modern/exhibition/georgia-okeeffe
ジョージア・オキーフ(1887‐1986年)は20世紀アメリカの画家です。風景や花、動物の骨をモチーフとした絵画を描き続けました。そのような具象的なモチーフを描くいっぽうで、抽象画の表現を切り拓いた人物のひとりでもあります。この展覧会は、100点以上の作品を集めた大規模な回顧展です。2016年7月6日から10月30日まで。