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パリの風景*7 ロマン主義博物館(Musée de la Vie romantique)

Musée de la Vie romantiqueモンマルトルの丘からそう遠くないところに、ロマン主義博物館という小さな博物館があります。緑色の雨戸が可愛らしいこの建物は、もともと、オランダ出身の画家アリ・シェフェール(1795‐1858年)のアトリエ兼自宅でした。当時、そのサロンには芸術家や知識人たちが出入りし、政治や芸術、文学についての熱い議論が交わされていたそうです。代表的なのは、ウジェーヌ・ドラクロワやジョルジュ・サンド、ショパンなどです。
この建物は1956年に国へ売却され、大学の研究施設として利用されました。そののち、1982年にパリ市の管轄へ移され、「ルナン=シェフェール博物館」という名前でカルナヴァレ博物館の別館となります。現在のロマン主義博物館という名前になったのは1987年のことです。コレクションには、ヴィクトル・ユーゴーの肖像画やジョルジュ・サンドの肖像画と遺品などがあります(ウェブサイトのメニュー→LES COLLECTIONSから一部閲覧可能)。
-Musée de la Vie romantique
http://www.vie-romantique.paris.fr/fr
英語版 http://www.vie-romantique.paris.fr/en