ひとりの魅力的なキーパーソンがいれば、地域は変わりうる。
奈良県・東吉野村の場合は、デザイナーの坂本大祐さんが移住したことで、好循環が始まった。そこで大きな役割を果たしているのが「オフィスキャンプ東吉野」だ。
そもそも、ユニークなシェアオフィスが立ち上がるきっかけは、坂本さんとスケールの大きな行政担当者との出会いだった。ふたりの会話から「クリエイティブビレッジ構想」が生まれ、「オフィスキャンプ東吉野」が立ち上がったのである。
奈良県庁で地域活性化を担う福野博昭さんは、東吉野村だけでなく、「奥大和」と呼ばれる奈良山間部の振興を実現させてきた。地域に未来をもたらすために、行政と移住者、地元の人々はどのような関係をむすび、良い方向へとつなげているのだろうか。
風信帖