アートとともにひと、もの、風土の新しいかたちをさぐる

アネモメトリ -風の手帖-

特集 地域や風土のすがたを見直す、芸術の最前線

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#48
2017.05

移住と仕事のいま

2 行政と移住者、地元の人々の発展的な関わり 奈良・東吉野村

ひとりの魅力的なキーパーソンがいれば、地域は変わりうる。
奈良県・東吉野村の場合は、デザイナーの坂本大祐さんが移住したことで、好循環が始まった。そこで大きな役割を果たしているのが「オフィスキャンプ東吉野」だ。
そもそも、ユニークなシェアオフィスが立ち上がるきっかけは、坂本さんとスケールの大きな行政担当者との出会いだった。ふたりの会話から「クリエイティブビレッジ構想」が生まれ、「オフィスキャンプ東吉野」が立ち上がったのである。
奈良県庁で地域活性化を担う福野博昭さんは、東吉野村だけでなく、「奥大和」と呼ばれる奈良山間部の振興を実現させてきた。地域に未来をもたらすために、行政と移住者、地元の人々はどのような関係をむすび、良い方向へとつなげているのだろうか。

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山に囲まれ、水がきれいな東吉野村。「気がいい」という感想は移住者に共通する / 「オフィスキャンプ東吉野」で打ち合わせする坂本大祐さん

山に囲まれ、水がきれいな東吉野村。「気がいい」という感想は移住者に共通する / 「オフィスキャンプ東吉野」で打ち合わせする坂本大祐さん