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アネモメトリ -風の手帖-

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公開講座「絵画の中に「入る」には?――イタリア・ルネサンス美術の内と外」

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下記のとおり、京都造形芸術大学芸術学研究室主催の公開講座を開催いたします。私たちは通常、絵画とは一定の距離をとって鑑賞すべきものだという考えを当然のように見なしています。絵画とは三次元の現実から独立した二次元の仮想空間であり、離れて「見る」ことはできても、そこに「入る」ことはできません。しかし、ルネサンス期イタリアの画家たちは、現実の事物や生身の人間を絵画空間の中に侵入させるのみならず、観者までも画中に誘い込もうと、さまざまな工夫を試みました。本講義では、13世紀末から16世紀初頭までのイタリア絵画をとり上げ、作品の内部と外部の関係性、両者のコミュニケーション可能性という問題がどのように扱われているかを、作品に即して考えてみます。

日時:12月6日(土)17:00開始~19:00終了予定(90分講義、30分程度の質疑応答)
会場:京都瓜生山キャンパス人間館NA102教室
講師:松原知生(西南学院大学国際文化学部教授)
ファシリテーター:梅原賢一郎(京都造形芸術大学芸術学部教授)
受講料・申込いずれも不要。