Golden Kingdoms: Luxury & Legacy in the Ancient Americas. (The Metropolitan Museum of art)
https://www.metmuseum.org/exhibitions/listings/2018/golden-kingdoms
「黄金の王国:古代アメリカの贅沢品と遺産」(メトロポリタン美術館、2018年2月28日から5月28日まで)。アンデス山脈付近から中央アジア、メキシコにまで拡がった古代アメリカの文明(インカ帝国やアステカ帝国など)の装飾品を特集した展覧会です。タイトルの通り、黄金のイメージの強い当時の装飾品ですが、最近の研究では翡翠や貝殻、羽根などもよく用いられていたことがわかってきたそうです。
ウェブサイト内では、展覧会風景や展示品の写真が豊富に公開されています。とくにExhibition Objectsのページからは、展示品の制作年代・場所、マテリアルやサイズといった詳しい情報にアクセスすることが可能です。
Enfers et fantômes d’Asie
http://www.quaibranly.fr/fr/expositions-evenements/au-musee/expositions/details-de-levenement/e/enfers-et-fantomes-dasie-37727/
「アジアの地獄と亡霊たち」(ケ・ブランリー博物館、2018年4月10日から7月15日まで)。中国、タイ、日本の宗教芸術や演劇、映画、現代の作品、漫画などを対象として、地獄や幽霊、お化けの表象を集めた展覧会です。取り上げられるのは、仏教画やJホラー、北斎の版画、パックマン、精霊崇拝などさまざま。ウェブサイトで公開されている動画を見ると、映像や照明にも力を入れて世界観を作りだしているのが窺えます。
ケ・ブランリー博物館は2006年開設の比較的新しい博物館です。アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカ大陸の造形作品や民族学的資料を収蔵しています。コレクションはウェブサイト上でも閲覧できますので、ぜひ一度見てみてください。
(ケ・ブランリー博物館トップページ:http://www.quaibranly.fr/fr/)