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アネモメトリ -風の手帖-

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樋口一葉(1872‐1896)

5月2日は樋口一葉の誕生日です。24年あまりの短い生涯のあいだに「大つごもり」や「たけくらべ」、「にごりえ」などの優れた作品を発表し、日本の近代文学のなかでは最初の職業女流作家とされています。17歳で父親を亡くし、家族を養うために小説家を目指した一葉ですが、吉原の遊郭の近く、龍泉寺町で雑貨や駄菓子を売る店を営んでいたこともありました。商売はあまり芳しくなかったようで、一年もしない内に店を畳むことになります。しかし、龍泉寺町の店先での経験や人間観察が、代表作である「たけくらべ」を生みだすきっかけとなったとも考えられています。
一葉がそんな時間を過ごした場所で、「たけくらべ」の舞台でもある龍泉寺町(現在の東京都台東区竜泉)には、一葉記念館が設けられています。
-台東区立一葉記念館
http://www.taitocity.net/zaidan/ichiyo/
記念館のウェブサイトでは、「施設案内」のページから、一葉自身についてや、彼女とこの土地のゆかりについて知ることができます。また、記念館には、「たけくらべ」の草稿が展示されています。

-山梨県立文学館
http://www.bungakukan.pref.yamanashi.jp/index.html
一葉は、山梨県にルーツをもつ作家でもあります。山梨県立文学館では、1992年、一葉の生誕120年を記念して「やまなし文学賞」が制定されました。現在も毎年続けられています。