ルネサンス期の様式を残すシャンティイ城は、パリの北駅から高速鉄道で30分ほどのところにあります。もともと要塞であったところが城に再建されたのは14世紀のことですが、現存している建物は、1551年に建てられたプチ・シャトー、そして、フランス革命期に破壊されたのち、アンリ・ドルレアンによって再建されたグラン・シャトーです。それらは、プッサンやアングル、ラファエロやフラ・アンジェリコといった、フランスとイタリア・ルネサンスの絵画を集めたコンデ美術館になっています。美術館のコレクションは以下のサイトで検索することができます(Home→Recherche)。
-Les Collections du musée Condé
http://www.musee-conde.fr/
城を取り巻く広大な庭は、ヴェルサイユ宮殿の庭園でも有名なアンドレ・ル・ノートル(1613-1700)の作。また、城から少し歩いたところにある大厩舎は、建築家ジャン・オベールによって1719年から1735年頃に建てられ、現在は馬の博物館になっています。さまざまな時代の技術や意匠が積み重ねられたシャンティイ。詳細は以下のサイトをご覧ください。
-Domaine de Chantilly
http://www.domainedechantilly.com/fr/
(写真上:シャンティイ城外観、下:コンデ美術館)