洋画家・岸田劉生は、1891年6月23日、東京銀座に生まれました。1908年に黒田清輝が主催する白馬会洋画研究所へ入門、そののちは『白樺』の柳宗悦や武者小路実篤らと交流し西洋美術への理解を深めてゆきます。初期の作品にはセザンヌやゴッホ、ゴーギャンの影響が認められますが、次第にルネサンスやバロックの絵画、とりわけアルブレヒト・デューラーやヤン・ファン・エイクの影響を受けた作風へ変化しました。また、絵画だけでなく、『初期肉筆浮世絵』や『図画教育論』、『美の本体』といった著作ものこしています。それらは、『岸田劉生全集』(全十巻、岩波書店、1979‐80年)や『岸田劉生美術思想集成』(前・後篇、書肆心水、2010年)にまとめられています。
以下に、岸田劉生の作品をオンラインで公開しているウェブサイトを紹介します。美術館のウェブサイトなどは、代表的なコレクションを解説つきで公開しているところが多くあります。ぜひ関心のある作家の作品を探してみてください。
-岸田劉生 コレクション一覧(ポーラ美術館ウェブサイト内)
http://www.polamuseum.or.jp/collection/artist/%E5%B2%B8%E7%94%B0%E5%8A%89%E7%94%9F/
(トップページ:http://www.polamuseum.or.jp/)
-作品紹介 日本美術 岸田劉生「童女舞姿」(大原美術館ウェブサイト内)
http://www.ohara.or.jp/201001/jp/C/C3b04.html
(トップページ:http://www.ohara.or.jp/201001/jp/index.html)
-検索結果 岸田劉生(文化遺産オンラインウェブサイト内)
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/search/artist:%E5%B2%B8%E7%94%B0%E5%8A%89%E7%94%9F
(トップページ:http://bunka.nii.ac.jp/index.php)