東吉野村を取り上げる最終回。東吉野村に移住してきたクリエイターたちが根づき、活動の幅を広げるなかで、海外からの移住者も目立つようになってきた。各国からやってきた彼らの多くもまた、クリエイターや研究者など、広く文化に携わっている。人口は減っていても、移住者たちによって、村の魅力が見いだされ、新たな動きも生まれている。
村の変化はどのように起こったのか。そして、これから先に、どんな可能性があるのだろうか。長期的な視点に立って、この村在住のクリエイティブディレクター、坂本大祐さんに話を伺った。2006年に東吉野村に移住してから20年ほど。この村での「移住第二世代」にあたり、全国を飛びまわりながらも「ここが自分の居場所」という坂本さん。その実感から生まれた言葉は、この村にかぎらず、各地のこれからにもつながっている。



坂本大祐(さかもと・だいすけ)
1975年大阪府狭山市生まれ。2006年奈良県東吉野村に移住。2015年、 国・県・村との事業、シェアとコワーキングの施設「オフィスキャンプ東吉野」を企画・デザインし、運営も受託。開業後、同施設で出会った仲間と山村のデザインファーム「合同会社オフィスキャンプ」設立。2018年、ローカルエリアのコワーキング運営者と共に「一般社団法人ローカルコワークアソシエーション」を設立、全国のコワーキング施設の開業をサポートしている。著書に新山直広との共著「おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる」(学芸出版)。2022年「地域で子ども達の成長を支える活動 [まほうのだがしやチロル堂]」がグッドデザイン賞の大賞を受賞。


