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メトロポリタン美術館は、収蔵作品のうち著作権保護の期間が過ぎた40万点あまりの作品の高画質画像を、オンラインで公開しています。これだけの作品をデジタルデータ化するのには、たいへんな人手と時間が必要だったことでしょう。しかし、世界最大規模の美術館が率先して収蔵作品のデジタルデータ化と公開を進めていることには、きわめて大きな意義があるように思われます。今回は、このようなオンラインコレクション、あるいは誰でも閲覧することのできるデジタルアーカイブなどをいくつか紹介したいと思います。

-メトロポリタン美術館【英語】
http://www.metmuseum.org/

メトロポリタン美術館のオンラインコレクションは、Home→Collection→The Collection Onlineのページで検索、閲覧をおこなうことができます。すでに著作権保護期間の過ぎた作品を公開しているので、商業目的以外の利用であればダウンロードが可能です。また、作家や作品の種類、制作年代や地域、文化など、自分の関心に合わせた切り口で作品を検索することができ、たいへん便利です。

-ルーブル美術館【フランス語、英語ほか】
http://www.louvre.fr/

メトロポリタン美術館と同様に大規模であるルーブル美術館では、残念ながら同様に網羅的なデジタルデータ化およびオンラインでの公開はなされていませんが、ウェブサイト上には収蔵作品を利用したコンテンツが設けられています。Home→Œuvres&Palaisでは代表的な作品の写真やルーブル美術館の建築に関する情報を、Home→Arts&Educationからは展示に近づいてゆく視線の動きを模した映像や絵画作品の裏側の画像などを見ることができます。ちなみに、ルーブル美術館のウェブサイトには日本語のページも用意されていますが、そこで公開されている作品の数はフランス語ページや英語ページよりも限られています。なるべくフランス語か英語のページから閲覧してみましょう。

-バチカン図書館【イタリア語、英語】
https://www.vatlib.it/

以上のようにオンラインで公開されている資料は、もちろん美術作品だけではありません。バチカン図書館のウェブサイトでは、1448年の図書館設立以来収集されてきた文献、写本や手稿などのデジタルデータ化が、NTTと共同で進められています。それらは、Home→Cataloghiから閲覧することができます。また、まだ収録数はさほど多くありませんが、NTTが提供するページ(http://digital.vatlib.it/ja/collection)では日本語の案内にしたがってこれらをみることができます。

-国立公文書館デジタルアーカイブ
https://www.digital.archives.go.jp/

つぎに、国内の代表的なデジタルアーカイブを見てみましょう。国立公文書館の上記のサイトでは、当館が所蔵する特定歴史公文書等の目録検索と一部閲覧、また、重要文化財指定資料や大判の国絵図等のデジタルデータの閲覧が可能です。絵巻物や歴史的資料となる写真、ポスター等、さまざまな画像から日本の歴史を概観することができます。資料の分類あるいは地域(県別)にしたがって公開されているので、自分の住んでいる地域や調べもの対象にしている地域について調べるのにも役立つでしょう。地域が提供しているものには神奈川デジタルアーカイブ(https://www.klnet.pref.kanagawa.jp/digital_archives/)や彩の国デジタルアーカイブ(http://www.eizou.pref.saitama.lg.jp/library/OnTof01)などがあります。

-NHKデジタルアーカイブス
http://www.nhk.or.jp/archives/digital/

画像だけでなく、音声や映像資料も豊富なデジタルアーカイブとしてはNHKデジタルアーカイブスがあります。戦争証言、東日本大震災、環境情報、地域文化紹介、創作用素材、NHKの代表的な番組の6つのカテゴリーにわかれており、教育目的の利用にむけたコンテンツが充実しています。

オンラインコレクションあるいはデジタルアーカイブは、まだまだ広がりの期待できるコンテンツです。これからもっと、インターネット環境さえあれば自宅にいながらにしてさまざまな資料を検索、閲覧することができるようになるでしょう。

(井岡詩子)