アートとともにひと、もの、風土の新しいかたちをさぐる

アネモメトリ -風の手帖-

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世界の展覧会*13

世界ではいま、どのようなアートに注目があつまっているのでしょうか。現地まで観に行けるわけではないけれど、知っているとなんだか嬉しい。どこか遠くの土地で開催される展覧会の情報をご紹介します。

Megacities Asia (ボストン美術館)
http://www.mfa.org/exhibitions/megacities-asia
「巨大都市アジア」。アイ・ウェイウェイをはじめとした11人の作家が、アジアの都市を表現します。作家たちが拠点を置く都市は、北京、上海、デリー、ムンバイ、ソウルなど、一千万以上の人口を抱える巨大都市です。この展覧会は、ボストン美術館のひとつの展示室に作品を集めるのではなく、いくつかの展示室やエントランスやホールなど、美術館の各所に作品が置かれるかたちで開催されています。ウェブサイトでは、展示風景や作品の写真も公開されています。2016年4月3日から7月17日まで。

Ceramix : de Rodin à Schütte (ラ・メゾン・ルージュ)
http://www.lamaisonrouge.org/cgi?lg=fr&pag=2332&rec=670&frm=0
英語版 http://www.lamaisonrouge.org/cgi?lg=en&pag=2332&rec=670&frm=0
「セラミックス――ルドンからシュッテまで」。ラ・メゾン・ルージュは、パリ市内、サン・マルタン運河がセーヌ川に注ぎ込むあたりに位置する展示施設です。この展覧会は、セーヴル磁器博物館と共催で陶磁器を素材とした作品を集めたものです。マルセル・デュシャンの《泉》(《噴水》)が陶磁器製の男子用小便器であったこともその一例ですが、近現代芸術の素材として陶磁器が用いられることは実は珍しいことではありません。陶磁器でどのようなものが表現されてきたのか、その広がりを見せてくれる展覧会です。ウェブサイトでも展示作品の写真やビデオを閲覧することができます。2016年3月9日から6月5日まで。
セーヴル磁器博物館のウェブサイトはこちらです。
http://www.sevresciteceramique.fr/