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アネモメトリ -風の手帖-

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パリの風景*5 カルナヴァレ博物館(Musée Carnavalet)

カルナヴァレ館(1)シテ島の北側に位置するマレ地区には、16世紀から18世紀のあいだに建設された貴族の館が多く残されています。そのなかでもっとも有名なのは、16世紀半ばに建てられたルネッサンス様式の館、カルナヴァレ館でしょう。オスマンのパリ大改造計画によってパリの古い景観が失われてゆくなか、パリ市に買い取られ、パリの歴史を伝える資料のための博物館として1880年にオープンしました。コレクションは、パリの古い街並みの模型や街頭の看板(画面下の写真)、パリゆかりの人物の肖像画、パリを描いた絵画、ルイ14世から16世の時代の家具や調度品(画面上の写真)、フランス革命に関する模型や絵画など、多岐に渡ります。2016年4月現在、フランス革命に関する資料の部屋は改装中のため公開されていませんでしたが、それを抜きにしても充分なヴォリュームがありました。無料の常設展会場は程よい人気で、中学生くらいのグループや、床に座り込んでコレクションのスケッチをしている学生、展示室の椅子からゆっくりとコレクションを眺めるひと、おしゃべりしながら通り過ぎるひとなど、さまざまな目的のひとが集まっていました。

博物館のウェブサイトでは、種類別にコレクションが公開されています(ホーム→ Collections)。「看板(Enseignes)」や「古銭学(Numismatique)」などをクリックすると写真の一覧のページに移り、各々の写真から解説のページを開くことができます。
-カルナヴァレ博物館
http://www.carnavalet.paris.fr/fr/accueil

マレ地区の貴族の館には、そのほかにも展示施設となっているものが多くあります。ぜひウェブサイトなどを確認してみてください。
-ピカソ美術館(サレ館) http://www.museepicassoparis.fr/
-狩猟自然博物館(ゲネゴー館) http://www.chassenature.org/
カルナヴァレ館(2)