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#113

社会人の学びを支える4つの環境
― 早川克美

sora_60

(2015.05.24公開)

五月.一年で一番爽やかで過ごしやすい季節である.芸術教養学科では,四月の入学式,四月,五月の入学ガイダンスを終えて,学生のみなさんたちの学習が本格的にスタートする季節だ.

芸術教養学科は,インターネット上の学習だけで卒業できる新しい学びのスタイルを提供している.忙しい社会人の方々に,それぞれの生活に合った学びを実践できるように整備された学習環境となっている.

今日は,入学ガイダンスの際に,学生のみなさんにお話した,「学びを支える4つの環境」についてお話したい.

学びを支える4つの環境,それは,「空間」「人工物」「共同体」「活動」である.これらを自分自身に取り入れていくことで,ご自身の学びの支えになると考える.

一つ目の「空間」.これは,学ぶ空間をつくる,ということである.自分専用の書斎を持っている方は稀だろう.どんな場所でもかまわないから,「ここで自分は学習するんだ!」とスイッチが入る学習のホームグラウンドを作っていただきたい.ホームを持つことは,自分自身を学習に向かわせるために,単純だがとても有効なのだ.

二つ目は「人工物」.これは,学ぶ道具をつくる,ということである.学ぶ手段と言い換えてもいいかもしれない.芸術教養学科はe-learningを主体としているため,ストレスなく学習が進むように,通信環境,PCやタブレットなどを吟味して整えていただきたい.

三つ目は「共同体」.これは,学ぶ仲間をつくる,ということである.通信教育は,孤独な学習であることは否めないが,芸術教養学科には,airUというSNSが用意され,そこで志を同じくする仲間と出会うことができる.仲間をつくることは,励まし合うだけでなく,お互いを高め合うことにつながる.在校生の中には,定期的に集まって学習会を開いたり,SNSで相談しあったりするコミュニティが自然発生的に起こっている.しかも,積極的なコミュニティ参加をしている学生ほど,学習がスムーズに進んでいるという実態もある.学習で悩んだ時,一人で抱え込まずに仲間に話してみて欲しい.きっと,同じ悩みを克服した仲間が寄り添ってくれるはずだ.是非,airUのコミュニティに参加して,仲間と学ぶことを実感していただきたい.

四つ目は「活動」.これは,学ぶ自分をつくる,ということである.毎日コツコツできる人,週末に集中する人…,様々だと思われるが,自分自身の生活のリスムの中に学習の時間を埋め込んで,自分に合った「習慣」として獲得していただきたい.

◯学ぶ空間をつくる
◯学ぶ道具をつくる
◯学ぶ仲間をつくる
◯学ぶ自分をつくる

この4つの学習環境を,ご自身に合ったスタイルでデザインしていっていただけたらと思う.

追記:
写真は私の仕事場.ダンボール5箱分の書籍を処分して,やっと広々としたスペースをつくることができた.生活環境を都度都度見直すことも,学習環境を整えていく上では有効だと思う.